2016年8月8日月曜日

ヤマトタケル(やまとたける)



ヤマトタケル(やまとたける)

哲学者 梅原猛が三代目市川猿之助(二代目猿翁)のために書き下ろし、神話のヤマトタケルの波瀾の半生を雄大なドラマに仕立てた本作は、昭和六十一年に初演され、"スーパー歌舞伎"という新ジャンルを築き上げた歴史的作品です。

新橋演舞場における、猿之助の二代目市川猿翁、亀治郎の四代目市川猿之助、香川照之の九代目市川中車 襲名、中車の子息 五代目市川團子の初舞台で上演され、日本中を席巻した『ヤマトタケル』がふたたび映像でよみがえります。

手に汗握る冒険、親子の確執、姫君たちとのロマンスが、早替りや、立ち廻り、宙乗りなど、舞台上で所狭しとくり広げられるスペクタクルとともにドラマティックに描かれます。

シネマ歌舞伎ならではのダイナミックかつ精緻な映像で余すところなく捉えた、エンターテインメント大作をどうぞご堪能ください。

あらすじ

大和の国の皇子 小碓命は、双子の兄 大碓命の謀反をいさめようとして誤って殺してしまい、父帝の怒りを買って大和に従わない熊襲の征伐にたった一人で向かわされます。小碓命は父の許しを得たい一心で、見事に熊襲兄弟を討ち果たし、ヤマトタケルと名乗ることとなります。しかし、父帝の怒りは治まらず、新たな戦の命を下されたタケルには次々と試練が訪れます。それでも、父とまだ見ぬ息子ワカタケルに会うために、タケルは故郷を目指すのですが...。

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