2016年8月8日月曜日

喜撰/棒しばり(きせん/ぼうしばり)



坂東三津五郎は、古典での折り目正しい格式、新作や復活狂言への取り組みと、
剛柔併せ持つ歌舞伎俳優として活躍し、また舞踊の名手としても、その名を知られました
喜撰/棒しばり(きせん/ぼうしばり)

『棒しばり』作品紹介

軽やかで可笑しみ溢れる人気舞踊です。
酒好きの次郎冠者と太郎冠者は、盗み酒をしないよう主人に両手を縛られますが、協力して酒蔵の酒を呑みかわすと、ほろ酔い気分で踊り始めるのでした。
初演時、六世尾上菊五郎と七世坂東三津五郎が大当りをとった演目を、それぞれの孫、曾孫にあたる勘三郎と三津五郎が勤めました。

『喜撰』作品紹介

舞踊の名手、三津五郎の至高の芸が花開く―
粋で華やかな変化舞踊の代表的作品です。
舞台は桜の花が満開の京都。喜撰法師は、祇園の茶汲女お梶に心を奪われ口説きますが、あっさり振られると、弟子の所化たちと賑やかに踊り、庵に帰っていくのでした―。
七世坂東三津五郎の当たり役で、祖父、父、そして三津五郎自身も襲名公演で踊った、家の芸です。

0 件のコメント:

コメントを投稿